スーツケースの鍵とスペアキーの正しい持ち歩き方と保管方法
「現地で鍵を一つ無くしてしまったので購入できないでしょうか。」というお問い合わせは、かなりの頻度で頂きます。
スーツケースの鍵は小さいので意外と頻繁に無くしてしまうものなのです。
当店でご購入いただきましたスーツケースの鍵は、500円前後で販売しております。お問い合わせくださいませ。
※購入から長い年月が経ったモデルは鍵の在庫がない場合もございます。
鍵をなくしてもまた購入すれば全く問題ないわけですが、悲惨なのはスーツケースの鍵をかけた状態で、海外で鍵をなくしてしまったケースです。
このような場合、中身を出すことができなくなってしまい、鍵を購入することも出来ないため、ホテルのフロントなどに頼んでバールなどでこじ開けることになります。
当然鍵が壊れてしまいますので、修理費用がかかるだけでなく、帰りの飛行機に載せる際は鍵が閉まらず、紐やガムテープなどで何重にもぐるぐる巻にしなければならないなど不便極まりません。
本日は、スーツケースの鍵の保管方法につい解説していきたいと思います。
スペアキーは必ず分けて持ち歩く
スーツケースを購入すると、ほぼ全てのメーカー、ほぼ全てのモデルで、鍵が2本付いてきます。
当然1本は使用するためのもの、もう1本はスペアキーになりますが、スペアキーの活用法を誤って認識している人が意外と多いのです。
結構な割合の方が、鍵1本のみ持って出かけ、無くした時の予備としてスペアキーは家に大切に保管しています。
しかし、これは誤った使い方です。無くした時の予備は出先でこそ必要になるものです。
海外で鍵をなくしてしまったら鍵を開けることもできなくなってしまいます。
正しい使い方は、鍵はスペアも含め2本持っていくです。
単に2本持っていくわけではありません。必ず2本を分けて持っている必要があります。
せっかく2本持って行ったとしても、2本まとめて持っていたら2本まとめて無くしてしまう恐れがあります。これでは全く意味を成しません。
1本はキーケースにつけて、1本は財布の中に入れる。1本はポケットに入れて、もう1本はバックの中のチャックのところに入れておく。といった具合で、別々に2本を持ち歩く必要があります。
このように別々に持ち歩けば、キーケースを落としてしまったり、ポケットから落ちてしまったり、バックをひったくられたり、といったアクシデントで1本無くしてしまっても、もう1本でスーツケースを開けることが出来ます。
鍵を1本しか持っていなかったり、2本まとめて持っていたりした場合、スーツケースも開けられなくなり踏んだり蹴ったりになってしまいます。
無くし難いタイプの鍵のモデルもあります
鍵のような小さなものを無くし易い方には、無くしにくいタイプの鍵をお勧めいたします。
たとえば、一番簡単なのはダイヤルロックのモデルです。3桁や4桁のダイアルを自分で設定した暗証番号に合わせると開くタイプのロックで、鍵を持ち歩く必要がございません。
3桁ダイヤルですと1000通りの組み合わせですので、簡単に開いてしまいそうですが、
スーツケースのロックは完璧な防御ではなく時間稼ぎが目的ですので、これで問題ありません。
ただし、ダイヤルロックのモデルは、ファスナータイプのスーツケースに多いので、フレームモデルを希望される方には選択肢が少ないかもしれません。
また、カードロックなど、お財布やパスポートケースに入れやすい鍵のモデルもおすすめです。
普通のシリンダーロックの鍵のようにかさばらないカード状ですので、お財布のカード入れなどに閉まっておけば無くす心配がございません。
カードロックも主流とはいえず、選択肢が少ないのは残念です。
最悪の場合、他のスーツケースの鍵で開くことも
2つに分けて鍵を持っていれば余程のことがない限り無くしてしまうことはないとは思いますが、それでもなくしてしまった時にはバールでこじ開ける前に他の鍵で開かないか試してみましょう。
スーツケースの鍵のパターンはそれほど多くないため、似たようなスーツケースであれば、他のスーツケースの鍵で開く可能性もあります。
スーツケースの鍵穴には鍵のパターンの番号が刻まれています。英数字で3桁の番号がふられているケースが多くなっております。
この番号が同じスーツケースの鍵を持っている人がいれば、その鍵で開けることが出来ます。
さすがにそう簡単に同じ番号の鍵のスーツケースを持っている人がいるとも思えませんが、同じ家族やグループですと同じようなメーカーのスーツケースを購入している場合が多いため、場合によっては合うかもしれません。
鍵穴を見て番号が同じか確かめるだけですので、試してみる価値はありそうです。