機内持ち込みサイズのSSサイズのスーツケースってかなり小さいのですか
「機内持ち込みサイズのスーツケースを購入しようと検討しています。SSサイズという大きさのものを購入する予定ですが、かなり小さいのでしょうか?機内に持ち込みたいのですが、あまりにも小さいと困ります。」
本日も頂いたご質問にお答えいたします。最も小さいSSサイズのスーツケースについてのご質問ですね。
以前にも別の質問でお答えさせていただいたかとは思いますが、スーツケースのサイズの表記というのは規格が決まっているわけではございません。SSサイズという表記だからこれくらいの大きさというものは決まっておりません。
ただ、どのメーカーの商品でも、SSサイズと表記しているからには、おそらく最も小さなサイズのスーツケースであることが予想されます。流石にSSSサイズなどは聞いたことがございません。
SSサイズの超小型スーツケースは相当に小さいです
SSサイズというサイズですと、通常はどのメーカーでも機内持ち込みが可能なかなり小さめのサイズのスーツケースになります。一般的には30リットル前後の容量のものがSSサイズとなっていることが多いのです。
1人分の荷物で渡航1日あたり10リットルと言われておりますので、30リットルですと3日間の渡航用ということになります。かなり短期で、週末に韓国や台湾にちょこっと行ってこようというレベルの海外旅行用になります。
旅慣れている方ですと30リットル程度の超小型スーツケースに身の回りの簡単なものと簡単な着替えを入れて、1周間を超える長期の旅行に出掛けてしまう方もいらっしゃいますが、一般的にはなかなか考えられないことです。
旅慣れていない方ですと週末プチ海外旅行に使うにも小さいと感じられるかと思います。本当に見た目には実際のサイズよりもより小さく見えます。
お世辞にも使いやすいサイズとはいえないものですので、短期の渡航であってもせめて40リットルを超えるサイズを購入されることをお勧めいたします。
30リットルはともかく、お店で24リットルなんてスーツケースを見かけると、これならリュックサックのほうが良いのではないだろうか、といつも思ってしまいます。
小さなサイズを購入したいならファスナーモデルを
スーツケースには、フレームハードケース、ファスナーハードケース、ソフトケースの3タイプがございますが、小さなサイズのキャリーバッグを希望されるなら、フレームタイプではなくファスナーハードかソフトケースがオススメです。
フレームはゴテゴテしていて出っ張っているので、ただでさえ小さなSSサイズの旅行鞄が余計に小さくなってしまいます。
そもそも、小さな SSサイズでしたら機内持ち込みに対応しているため、防犯性に優れるフレームの利点をあまり享受できません。機内に持ち込むならファスナーで十分です。ファスナーのモデルのほうが軽く安く良いことずくめです。
30リットル程度の大きさのフレームハードケースの中は見た目以上に狭く、本当に碌に収納できません。機内に持ち込むのでしたら、フレームの利点は全くございません。
機内持ち込み希望ならもう少し大きいものでも持ち込めますよ
SSサイズのキャリーバッグを購入する方は、主に機内に持ち込むことを意図してSSという小さなサイズを選ぶようですが、単純に機内持ち込みを希望されるならもう少し大きいサイズでも持ち込めるということをご存知ですか。
そもそも、国際線の100席以上の航空機の機内に持ち込めるサイズは、縦×横×奥の3辺の和が115センチ以内となっています。(航空会社によって規定が異なります。LCCなどはもう少し基準が厳しいこともございます。必ず購入前に航空会社にお問い合わせくださいませ。)
従来、機内持ち込みにはSSサイズの30リットル前後の超小型スーツケースであることが必須でしたが、最大容量の機内持ち込みサイズというコンセプトのキャリーケースが登場して、この常識が覆されました。
115センチ以内という規定を満たしながら、縦横比を見直すことで40リットル前後の容量を確保しています。
40リットルありながら国際線の100席以上の航空機の機内に持ち込めるサイズ以内に収まっておりますので、海外旅行時に機内に持ち込みたいからSSサイズを購入するという方は、このような最大容量のキャビンサイズの商品を選ぶほうが良いかと思います。
40リットルあるファスナータイプのスーツケースであれば、ある程度の使い勝手が期待できますので、短期の旅行には重宝するはずです。少なくてもSSサイズの極小のキャリーケースよりは数段使い勝手が上です。
機内に持ち込める最大サイズのスーツケースについては、こちらのページをご参照くださいませ。