旅行カバンはハードタイプとソフトタイプのどちらが良いのか
スーツケースには、硬い樹脂でできたハードと、化学繊維の布でできたソフトがあります。
日本人は圧倒的にハードを好む傾向にありますが、どちらを選んでも問題はありません。
製造している会社のほうが重要で、強度や性能に影響いたします。
安物ではなく、強度の優れた一流メーカー製を購入されることをお勧めいたします。
ソフトがハード並みに頑丈になり、ハードがソフト並みに軽量になった現在、どちらを選んでも困ることはございません。お客様のお好みでお選びくださいませ。
ただ、日本人はハードケースを好む傾向にあるため、メーカーもハードを中心とした商品展開を行っておりますので、ハードの選択肢が多くなってはおります。
さて、樹脂でできた硬いハード、化学繊維の布でできたソフト、この2タイプに加えて金属ボディの商品も珍しいですがございます。一部の高級メーカーの高級モデルになりますが、確かに高級感は圧倒的なものがあります。
ただし、金属ボディモデルはあまりに高価ですし、割れることは稀でもすぐにボディがボコボコになってしまうため、当店ではあまり奨励しておりません。
ハードケースで金属のフレームが入ったものと、ファスナーがついたものがありますが
ハードケースには、金属のフレームが入ったタイプと、ファスナーで開け閉めするタイプがございますが、こちらも好みで選べば問題ございません。
強度に違いはございません。
金属フレームのあるものは硬く外からの圧力を跳ね返し形状を保とうとするのに対して、フレームの無いファスナータイプはたわんで圧力を受け流します。破損率はほとんど変わりません。
頑丈さは、スーツケースのタイプよりも造っているメーカーの差の方が大きいのが実際のところです。
安物ではなく、強度の優れた一流メーカー製を購入されることをお勧めいたします。
軽量性と使い勝手には、若干の違いがございます。ファスナータイプは金属製のフレームが無いため、フレームのあるものよりも軽量な傾向にあります。
どのタイプが良いですか
3タイプは、概ね以下の表のような特徴があります。
強度は、タイプ間の差は有りません。メーカーや製品の差のほうが大きいのです。
一般的に、ハード(フレーム)が一番強度が高いように思われていますが、実際に使ってみるとタイプ間の差はほとんど有りません。
ソフトが破けてしまう確立より、ハードが割れてしまう確立のほうが高いくらいです。
軽量性は、ソフトのほうが優れている傾向にあります。
しかし、ハードも近年軽量化が著しく、ソフトよりも軽いハード(フレーム)もあります。
値段は、ソフトのほうが安い傾向にありました。
ただ、最近の激安品を見る限り、ハード(ジッパー)が一番安くなってきています。
ハード (フレーム) |
ハード (ジッパー) |
ソフト | |
強度 |
○
|
○
|
○
|
軽量性 |
△
|
○
|
◎
|
セキュリティ |
◎
|
△
|
△
|
値段 |
○
|
◎
|
◎
|
こうしてみると、ソフトの方が優れているように感じますが、実際に一番人気なのはハード(フレーム)です。
フレームハードが一番丈夫であるというイメージが浸透していることに加え、製品ラインナップも豊富なためです。
また、上の表はタイプ間の傾向を表したもので、ソフトよりも軽いハード(フレーム)もあれば、ソフトよりも安いハード(フレーム)もあります。
タイプ間の差よりも個々の製品の差のほうが遥かに大きいのです。
店長おすすめのタイプ
3タイプのうち、これがお勧めというものはありません。お好みで選べば問題ございません。
店長がお勧めするのは、やはりハード(フレーム)になります。
軽量性は3タイプのうちで最も劣りますが、最近はかなり軽くなってきているので、ハード(フレーム)でもあまりずっしりとした重さを感じることはありません。
最も大きなメリットはやはり防犯性です。フレームでも鍵を壊せば中身を盗まれてしまいますが、壊す手間が一手間あります。
一方、ソフトやハード(ジッパー)は、ジッパーのところを切り裂けば簡単に中身を盗み出すことができてしまいます。一手間あれば相対的に狙われる確立が下がります。
また、製品ラインナップも、一番の売れ筋であるハード(フレーム)が一番豊富ですので、選択肢が多いのもよい点です。
旅慣れた方でしたら気軽で軽量なソフトもおすすめですが、旅の初心者や数年に一度海外に行くような場合はハード(フレーム)が安心です。
ただし、治安に問題のない国内旅行や、常に手元に置いておける機内持ち込みサイズのキャリーバッグの場合は、ハード(ファスナー)やソフトでも全く問題ありません。
国内でフレームですと、むしろ重くて邪魔に感じる恐れがございます。